「仮面ライダー」初見小感想(メモ)まとめ

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「シン・仮面ライダー」から「仮面ライダー」を数話見るようになり、小さな感想のようなメモのようなものを残していたので、せっかくだからここにまとめてみようといったところ。本当にメモ的な一言二言しか残していないものもあれば、ツイート一回分ギリギリくらいまで書いてあるものもある。あと、全然撮影当時の状況とかバックグラウンドについては全くと言って良いほどほぼ知らない。本郷猛役の藤岡弘が負傷した期間があると言ったくらい。

 見ていったのは「仮面ライダー 庵野秀明セレクション」放送分の話を中心に気になっていった分を見た分。…のはずがセレクション分にあった5話が抜けているのに気がついた…。また見てここに書き足します。

 

1話 これはテレビで放送されていた分を録画して見た。本当にはじめて見たので「え?こういうのんなん?」と終始驚き倒し、隣にいた母(アマゾン世代)に聞いていた。ショッカーのモブ戦闘員達が自分が知っている感じとは大きく離れていたので驚いた。

 

2話 蝙蝠男回。ルリ子さんがずっと本郷猛ってフルネームで呼び続けるのに気がついたら段々面白くなってしまった。室内、暗闇の戦闘シーンが印象的。シンで言ってたヴィールスみたいな言い方ってこれか…。

 

4話 子供の手を握る力加減すらできず。子供をあやす事すら出来ないとは…。と本郷がショックを受けている所がサラッと入ってくるところに驚いた。4話好きな回だ。「仮面ライダーみたいに強いお兄ちゃんじゃないんだよ」というワードがサラリと現れる……

 

8話  蜂女回。あまりにも蜂女のビジュアルが衝撃的すぎて時折内容が頭に入ってこない。

 

9、10話 コブラ男回。一度倒されて次の回で復活するスピード感よ。

 

11話 ゲバコンドル回。ゲバ…?投げ飛ばされた仮面ライダーが次のカットで土に埋もれていて二度見した…

 

12話 ヤモゲラス回。博士が作った殺人光線がショッカーに狙われる。完成したライトをその辺の人間を狙う通り魔的な最悪さがいきなり持ち込まれてくる。ルリ子さんがいきなり活動的になる。

 

13話 トカゲロン登場回、そして今までライダーに倒された怪人が復活する。お前、泡になって消えたはずでは…。修復すればオッケーってどこをよ!トカゲロンに敗れるライダーほんとに「負けた…」と言う。特訓の末にトカゲロンを倒すライダー。次回予告から唐突に「装いを新たに…」と現れる仮面ライダー2号の姿と新キャストぽい方々の発表。再生怪人とライダーが戦っているところ、運動会感があって好き。

 

14話 仮面ライダー2号初登場回。そしてお色気お姉さんが増える。ショッカーメキシコ支部(メキシコ!?)から日本支部にやってくるサボテグロン。ライダーがいる日本の占領が1番遅れているらしいが、他の国がどんな感じなのかが気になる…。立花さんと滝くんのコンビ感が増す。

 

17話 ピラザウルス回。プロレス会場でライダーと怪人が戦うなんとも面白味のある構図。あまり放送当時の事をよく知らないのだけど、プロレスって流行ってたの?

 

24、25話 キノコモルグ回。終身刑の男を毒キノコ怪人にして子供を攫いまくる悪すぎる作戦。街中で毒キノコの胞子によって仮死状態になる人間が続出したりと日本の征服まで割と近いところまで行けたんじゃないか…。と思ったりする。お色気お姉さん達もショッカーと戦うなどして活躍していた。おてんばガールズってワケね…。

 

40話 スノーマン回。もふもふ。まさかの本郷と一文字の合流回。普段には無いスペシャル感がある。ダブルでライダーキックを早速やっちゃうんですか?!豪華だ…。船に乗ったり爆破シーンが何度もあったりと色々盛り込みまくりだった。41話も前回からの続き。1号と2号が対峙する回。そういうネタ好きだけれども久々に見たような気がする。全話を合わせて岩肌剥き出しの所で戦っているシーンを見るとヒヤヒヤする。

 

52話 ギルガラス回。一文字メインから本郷メインへバトンタッチの回…ギルガラスのデザインが良い…屋上から投げ落とされる一文字ライダーのシーンで思わず「わァ…!」と声が出てしまう…ライダー2人揃って戦っているシーンは良いので見続けていたいが最後は一文字が本郷にカメラを託して終…。

 

53話 ジャガーマン回。どうしてもジャガーさんが脳裏に…姿も何も全然違うのにな。本郷メインへ変わってからの一回目。「かえってくるライダー」のインスト(?)をバックに本郷がバイクで走ってるシーンが良い。あと、タイムがどうとか話しているのも1話を連想させる感じになってる気がした。ショッカー戦闘員がよく知っているあの格好になる。

 

84話 イソギンジャガー回。イソギン…ジャガー…?まさかの原作者監督回。大スペシャル回じゃん!かなり普段には無いような映像編集になっていて見ていて新鮮だった。

 

93話 増える偽仮面ライダー。黄色、ピンク、白などカラフルなマフラーの偽ライダー。そこを変えてしまうんか…。本物が絶対言わない事を仮面ライダーの格好で言ってるのちょっと面白い。マフラー色違いに立花さん、滝くんが気がつかなくても一文字は騙せない。ピンチに駆けつける本郷、一文字といったシーンはなんぼあっても良い。

 

 

…また何話か見ていたので追記予定…

 

「シン・仮面ライダー」を観た記録とかを

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シン・仮面ライダー

1回目(以前更新してた文章とほかに残してたのを合わせてます)

 まず自分は仮面ライダー第1話を庵野秀明セレクション分で放送されていた分を見たくらいの知識しかなかったが、1話だけでも観といてよかった…!と思った。この映画のどんな事がやりたいか、雰囲気だけでも手繰り寄せる手がかりの一つになったし、冒頭からのスピード感について行くための一つとなった。

 全体的には各敵キャラ毎の話を繋げたような構成になっており、その中に過去作品を意識したりココが良いんだよといった要素をこれでもかとギチギチに詰め上げていきながらも話が展開されていたように感じる。やけに生々しい雰囲気を色濃く出しているシーンが印象的だった。冒頭から本郷の攻撃で血飛沫が大きく上がったりするので「そこまでやるんだ!?」と1話で力の制御がどうとか言ってたのを思い出してでも驚いたが、全体通して行き過ぎた力を与えられてどう向い合い使っていくかの人間の物語の面も大きくあると感じたのでこの生々しさは有るべきだったのだろうと思ったりした。

 アクションシーンも各パートごとに観ていて面白かった。特に映画冒頭からのシーンやクモオーグ対仮面ライダーのシーンは帰宅後TVerで公開されている分を何度か繰り返して見ていた。(個人的に今回かなり好きなキャラクターがクモオーグなのも大きいけど)

 池松壮亮の作り出す本郷猛の姿も、静かながらも戦っている時とのオンオフの印象が良かったし、なんだかマスクをとって顔が出てくるたびにホッとする感じがある…。森山未來が今作のラスボス的な立ち位置として抜群の存在感だった。話している時の動きや座る時の動きなど所作の一つ一つやアクションなどの動きに関してもスクリーンに目が釘付けになってしまった。柄本佑演じる一文字隼人/仮面ライダー2号は前情報を全然入れていなかった自分にとって「あ?そうなるんだ?」といった登場だった。本郷とは対になるようなキャラクターだったのもまた以外だなと思ったりもした。

 

NHKの制作ドキュメンタリーは以前のシンエヴァの番組のイメージで放送前は「今回も周囲のスタッフ陣がかなり頭を抱えているに違いない」といったイメージだったが、自分の考えていたよりも何万倍も上回ってやってきて震えた。そもそもこういった一つの作品を作るときに誰も方向性を掴みきれてないと言ったのは映像制作の経験がない自分としても泥沼にハマる気配が100するので、どれだけ集団で探せるかなんだろうか…と思いつつも現場が過酷さを増していくばかりで胃がキリキリして仕方がなかった。自分としては過酷であればあるほどいい作品が出来上がる信者にはなりきれないので、見ているこちらもウンウンと悩むことになってしまった。空気悪くても(あれは一部に過ぎないのかもしれないが)ちゃんと形になるものを作れるんだからすごいな…とか当たり前だよって言われたらそこまでかもしれないことを考えてしまう。

 

その後…。

 

 2回目をDolby cinema、3回目を「EVANGELION 3.0(-46h)」の同時上映を含めた回で観てきた。それまでにも「仮面ライダー」を庵野秀明セレクション分+気になった部分を見たりしていた。(気になるとこ見すぎてセレクション分をこれを書いている時点でまだ見切れていない)原典分を見て「ここのシーンとかアレはそういう事やったんか」やシン初見時には気が付かなかった政府と情報機関の人物の名前とか、各オーグメントの元ネタだろう怪人回やダブルライダー回…。当時のああいった特撮作品を見たことが無いし、そもそも仮面ライダー関連作品もほぼ知識が無く「家族が日曜の朝に見てるのを横目で見てた」くらいな自分にとっては面白い鑑賞体験になってきている。

2回目 ドルビーシネマ上映版

 初見時にIMAXで見なかったことを少し後悔したり、SHOCKERアプリをDLしてみたり、漫画でSHOCKERサイドの映画本編前の物語を描いている「真の安らぎはこの世になく(1巻)」を読みクモさんの出番の多さに喜ぶなどしていた。この漫画を読むだけでも見方が変わってくる。この時から「仮面ライダー」をいくつか見ている。

 2回目だったので、初見では拾いきれなかったディテールや、セリフ、画面情報を見るなどしていた。来場者特典の識別IDはサソリオーグ。2回目だったので中盤以降の一文字が現れてからのシーンに注目していたが、一文字と本郷のお互いの近すぎず遠すぎずな距離感が絶妙だと思っていた。1回目の時はなんとも思っていなかったがSNSでよく見かけていた通りに本郷は震えていたが、「堪えてる」といった印象だった。あとは様々なシーンで拾える情報が多くなっていた。(多分個人的に文脈を拾えるようになってきて、自分のここ好きが出て来やすくなった?)

 ドルビーシネマ版だったので、前回見た時よりも音も映像も幾分かは違うものになっていた。黒の出方が違うので色も良く、主にダブルライダー対大量発生型相変異バッタオーグ辺りのシーンは暗い場面が何度も続くのでまた少し初見時よりも綺麗に見えたと思う。(「大量派生型」のマスクが割れて中身の顔が見えるとこ好き)また、劇伴も良いなと思い始めていたのでドルビーシネマの音響で楽しめたのは良かった。シン版のレッツゴー‼︎ライダーキックのアレンジ曲が特に好きで何回も聴いている。スタッフロール時に流れる「レッツゴー‼︎ライダーキック」が映画館の音響で聴けるのが嬉しかった。(過去分見る時は毎話OPから見ているので)

 

3回目 通常上映版+「EVANGELION:3.0(-46h)劇場版」

 エヴァQの前日譚の話。シンエヴァの方でメインキャラ周辺の人物について描き込みがあったことについて触れた感想を見かけたのを思い出すなどした。上映回数も減り、寂しさが訪れたがいざ映画館へ向かうと半分以上の席が埋まっていた。久しぶりに自分が座る席の隣に人が座っている状態だった。少し小さめになった箱に静かな熱気が詰まってたようで、初見時に行った映画館の雰囲気を思い出すなどした。見にいく前にデザインワークスを読んだり、トークイベントの内容を見たりもしていたのでその内容を思い出しながら見ていった。3回も見ても本郷がイチローと戦っている際に「人生に無駄な事はない」と言っているところでジーンとくる。

 

 その間にも先程述べた初見時の感想にあるようにクモオーグが気に入っており、「そういえばシン・ウルトラマン見た時もメフィラスを気に入ってたから、ああいった敬語キャラが好きなんだな」と振り返っているうちにシン・ウルトラマンの円盤を購入して見返したり、特典に収録されているシン・ウルトラファイトを見て笑っていたりしたらメフィラスとウルトラマンのソフビをお迎えすることになった。ナカヨクシテネ。ウルトラマンも初代作品を見たことがなかったのでアマプラやDVDでレンタルしたりして1〜8話まで、33話(メフィラス星人登場回)を見るなどした。ウルトラQも1〜4話まで見たし、メフィラス星人がMCと聞いてウルトラ怪獣散歩を何本か見た。(そろそろツブイマ入るべきか)

 ゴジラも1954年版を見た。もう家のテレビは左右が真っ黒になりつつある。この後関連作見るとしたらどれが良いのか悩んでる。

 今までシン実写作品シリーズは全て映画館で観てきたが、シン仮面ライダーまでは原典、関連過去作をなぜか見たことがなかった。多分、「仮面ライダー」1話を前持って見てから映画を見た順番が本作が初めてだと思う。過去作を見ずとも「シン」だけでも大いに楽しんでいたし、「シン・ゴジラ」に関しては映画館に何回観に行ったかの記憶が定かではない。(多分4、5回くらい?)今更ながらな気持ちも少なからずともあるが、かなりエンジョイしながら見ている。それぞれに小さな鑑賞記録を残しているのでまとめてみようとも思う。

 

 「シン」実写作品シリーズは個人的には3作とも好きだが、ムラがあると思っている。全てを「良い」とは言い切れないが、良いところはある。と言った表現が当てはまるのかは分からないが、そんな感じである。「シン・ウルトラマン」を観た後すぐの自分のTwitterでのつぶやきを探したところ「どこから突っ込めば良いんだ」だったので腑に落ちなかった点が前に出ていたのだろうし…。

 今では何度か見返しているが、それは元になった作品についての知識がついてきて分かるようになったり、自分が「ここが良い/好き」と思う「最大瞬間風速」が作中にあるからの愛着のような感覚にあるんだと思う。まぁ、前者に関してはこの見方もどこまで一般的なのかは不明だし…。しかし、自分の「好き」の延長線を見つけ出し、更に知らないとこまで行くことができているのだから私としては大きな存在感を持った作品達であることには変わりが無いと思っている。

 

 

 ゆっくり書いてたら合体ロボが現れた

映画「刀剣乱舞-黎明-」を観た

 

2本立てで書いていたものを独立させたやつです

映画 刀剣乱舞-黎明-

 前作の映画刀剣乱舞-継承-が4年前らしい。今作は前作とはまた別の本丸の刀剣男士たちの物語となっていた。映画の雰囲気もだいぶ変わってきてニチアサ感が増してきていた。テイストとしては全く別のものになっていたので、前作の気持ちで行くと「あれ?」といった違和感の一つになってしまうかもしれない。

 酒呑童子の呪いが時代を超えて2012年にやってきてしまって、そこに時間遡行軍が…といったストーリーだった。いくつか描きたいテーマがあるのは見えてくるのだけれども、ストーリーの流れが散らかっているように感じた。刀剣乱舞の映画としては離れたところにある回想のシーンが中盤に挟まれるのが気になる。あれを冒頭にもう交差するみたいにして束ねて現代と過去が交差する感じにするとかどうだろうと思った…運命に流されて悲惨な目に遭ってしまう人々、その歴史をそうあれと守る側の刀剣男士、その刀剣男士を形作る刀剣に込められた人々の想いなど…「刀剣乱舞」コンテンツ中では何度か触れられているものもあるが、現代が舞台になるのだからそれに適した描き方での物語の展開が見てみたかったなと思う。

 しかし、現代にいる刀剣男士といったのはその絵面はかなり面白かったし、満足度が高い。自分が大好きなへし切長谷部はギャルと一緒に高速バスに乗るなんて、一体誰がどうして考えついたんだ…。あれだけでもっと映像が欲しい。そのギャルについても実は…といった要素があり仮の主中でもかなり異色要素の持ち主だった。ラストに秘密が明かされてもエモーショナルな気持ちになれるまでの道のりがほぼ無い。どのメインキャラクターについても描き込みが薄く感じてしまうのはそれぞれのバックグラウンドを想起させるものが多かったのにも関わらず、勿体無いんでは…。それぞれの刀剣男士と仮の主の組み合わせはどれも最高のものだったのでもっと見たい…。

 

 今回の描写で個人的に「おぉこれは大きいぞ」と思ったのは「誰にでも審神者になれる素質がある可能性」を示していたところだろう。どうしても物語のメインキャラクターと刀剣男士との表現となると特殊な状況にある人物や人数が限られる。その中で「刀剣乱舞」といったコンテンツに触れている一人ひとりのプレイヤーが既に持っている本丸の存在を示唆しているように感じプレイヤー(=審神者)までも物語の一部であるようにしたいのかと考えたりもした。(本編中でも街中の人々をまるで審神者のようだ的な発言もあった)

 現代で刀剣男士と出会って、博物館や様々な場所で刀剣と出会うといった流れはユーザーの多くが体験したことだろう。今作の主人公も三日月に出会って国立博物館へ向かう。この作品はもしかしたら主人公と現代を生きるユーザーを交えた存在にしたかったのかもしれない…。

 

 

最近の…

もう3月

 

 

屋根裏に誰かいるんですよ。都市伝説の精神病理 (春日武彦河出文庫

 屋根裏に誰かが居る。そんな話や設定を小説やドラマなりで見かけたことがあるとは思う。私もぱっと既視感が先に現れる話だとは思うが、こいう発想は実際にある。「屋根裏に誰かが潜んでいて、外出中に物を盗んだり、動かしたりしている。」それまで問題もなく受け応えもはっきりしている人からそんな話が飛び出してくることがあるらしい。精神科医の著者が実際に伺っていった例やミステリ、都市伝説、実際の事件などを織り交ぜながら家庭や家、人々に潜む歪みを考察している。著者自身の経験やサブカル等の知識が膨大にあり、引き出しの多さが目立ち独特の構成になっている一冊だった。

 

・CONTROL (PS4

  PS Plusエクストラのプラン中にあったので以前から気になっていたのでDLしてみた。ローカライズがエキサイト翻訳感が抜けきらず、終始違和感が残り続けていたがそれ以外は面白かった。特殊なオブジェクトを通じてサイコキネシス的な能力や浮遊、バリアなど…の能力を得て戦ってく。戦闘は補助的な設定を付けられるものの全体的に若干難しめに設定されており、ギリギリを戦っていく感覚が楽しかった。ステージについても場所の転換やギミックが歩き回っていてとても楽しいステージがいくつもあり(オーシャンビューホテル、灰皿の迷路とか)ストーリーが進んでいくにつれて行ける場所が増えていく度に「次はどんなところに行けるんだろう?」といったワクワク感が何度もあった。翻訳がもっとしっかりとあればなぁと何度も惜しいぞという気持ちになる。

 

FINAL FANTASY Ⅹ(HDリマスター)(PS4)

 CONTROLと一緒でPS PlusエクストラのプランからDLした。PS2で大昔(小学校低学年くらい?)に触ったぶりくらいだったので、その時は道に迷った記憶しかなかった。どちらかというとX-2の方が長く触っていた記憶があるが、OPのシーンが大好きで繰り返し何度も見ていた。自分にとってのベスト映像作品リストを作るなら確実に入っている。もうほぼ初見の状態でXをプレイしていたが、やいのやいのと家族と当時の記憶を掘り起こしながらテレビを前にしてゲームを遊ぶというこの歳になってあまり無いことをする事ができた。

 

バイオハザードRE:4 chainsaw demo(PS4)

  はじめてのバイオハザードWiiでプレイしたバイオハザード4だった。時は流れて、PS5も発売される中でリメイク版が発売されることになるとは夢にも思わなかった。

 今回の体験版は特にプレイ時間の制限などは無く何度もプレイできる仕様になっていた。その分なのかなんとも難易度か高めにあるように感じていた。単純にグラフィックが綺麗になったのもあるだろうけれども、村人の描写の生々しいグロテスク具合が見ていて「わ!ヤダな〜!」と言いたくなるものになっていた。特に第一村人に地下で襲われるところでの動きが自分の想像以上にグロくて文字通り本当に悲鳴を上げた。怖かったね…。

 Wii版をかなり何度もプレイいていたゲームで記憶にかなり残っているゲームだから、どんな風にリメイクされて作られているのか発売が楽しみ。(リヘナラドールもいるの体験版をプレイするまで忘れていたので、今から出てくるのかと思うと怖い)

 

 本編を購入したのでプレイしているけれども、かなりやり込んだゲームでも改めてギャァギャァ言いながらプレイしている。改めて作られた世界観が新鮮で「こんな風になったんか〜」みたいなのんびりした気持ちではいられない、大勢の村人たちに追いかけ回される。ちょっと難しいなくらいの難易度がちょうどいいと感じる懐かしくも新しいサバイバルホラーゲームだなぁと思っている。(ところで、今作トラバサミ多くないっすか)

 

 

 

2021年パッとまとめ

 2021年見たりした中で印象に残ってるものをいくつかあげていこうと思う。(まだ一月なので年末に書き始めたものを公開してもセーフ)

 

機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ / 「機動戦士ガンダム」「機動戦士Zガンダム

 映画公開前に発表されたpablo Uchidaさんの絵を見て「これは気になる!」になり、本当に何もガンダム関連作も作品内の情報も知らないまま映画館へ向かった。こんな無茶をしたのは何年かぶりかはじめてくらいかもしれない。結論からいくと、「めちゃくちゃに面白かった」。キャラクター同士の掛け合いだけでも面白かったし、市街地でのモビルスーツ同士が戦ってる時のスケール感と描写…あれは本当に怖い!となる描写でパワーのあるシーンだったなと思う。映画館で見て印象に残るシーンの一つになった。

 そこからAmazon prime会員特典で追加料金無しで「閃光のハサウェイ」が見れるようになったタイミングで周辺作品の過去作テレビシリーズなども見れるようになっていたのでその流れにのって「機動戦士ガンダム」テレビシリーズを見た。総集編ではなくテレビシリーズだったので話数が多く大変だったけれども、今から見るとなると個人的にはスター・ウォーズを見る時の気持ちに近かったかもしれない。「あの台詞ってここなんだ!」とか使われてる台詞ネタを発見したり、話題に上がってたのを理解するようになったり…。しかし、その当時のアニメ表現というか、描写が「良いなこれ!」になる所もあったり、登場人物それぞれに描き込みがあり数話で退場するキャラでも記憶に残りやすい人物が多いイメージがある。シリーズ通していくつか観ていくと「あの作品のベースってこういう考えか」みたいなのが見えやすくなった気がする。あと、シャアは自分が思っていたよりも喋るな…という印象でアムロより自分のイメージと離れていて面白がっていた。

 「機動戦士ガンダム」を見るだいぶ前に「戦争は女の顔をしていない」での鼎談記事【富野監督が『戦争は女の顔をしていない』の帯に寄せた“お世辞”の真意とは?【鼎談】小梅けいと×速水螺旋人×富野由悠季 】を読んでいてそれが強く記憶に残っていたので本編を見ながら数回思い出すなどしていた。

Zガンダム」テレビシリーズ、「逆襲のシャア」を見たので今は「機動戦士ガンダム UC RE:0096」を見たり、「逆襲のシャア ベルトーチカチルドレン」を読んだりしてる途中。シャア専用ザクのプラモデルを作ったりしているが早速ゲートと間違ってパーツを切るなどしている。

(個人的に好きなキャラはブライトさん。我が家でも人気が高く、ブライトさんが登場するとフロアが盛り上がる)

 

 

.呪術廻戦

 気がつけば周囲で流行り始めたとき(アニメ放送開始後くらい?)は「次に来るアニメ作品はコレ」の勢いが凄まじくメディアや様々な媒体で見かける感じが作品自体をどこまで見れているのか遠巻きながらも怪しく感じるところがあり、勝手に触れにくく感じていたりしていた。今年に入ってから友人からの勧めや丁度アマプラで見れる事もありテレビシリーズを全話観た後に漫画をその時出ている分をまとめて購入するなどした。ジャンプの漫画を普段から読まない人間だったので、はじめアニメと漫画全巻読みきった時に「世間受けしてる割には暗い内容だ…」と驚いていた。あとでこの事を話すと「ジャンプの漫画はそんなかんじだよ(要約)」といわれるなどした。そうなん…。勝手に好きなキャラが物語後半で死ぬんではと思っているが、18巻おまけのバレンタイン結果での作者コメントで震えるなどした。
(好きなキャラは五条悟さん。軽いノリの割には孤高の人感が強くあり、その点が良いと思っている。)

 

チェンソーマン

 また上記とは別の友人から「私にネタバレされる前に読め」と言われてちまちまと買い集めて読んだ。呪術廻戦より先に数冊買っていたのだけど、「ジャンプコミックスって一冊安い」という衝撃を受けた。少し前に最終巻を買って読んだが、今まで悪い夢をずっと見ていたのか…?になるような、明らかにスタート地点からは考えられない程のモノを得て、静かではあるが強いエンディングだったなぁと思っている。
 あと、毎巻読むたびに「絵が上手い!」になる。当然の事かもしれないが、よんでいて自然と自分もなにか描きたくなる気持ちにさせられるものがあった。最終巻あたりは特に以前からあった映像作品を連想させるコマ割の感じが色濃くあるように思えた。
(好きなキャラは日下部さん。
)

・心霊系コンテンツ
 大雑把な括りだけれども、「心霊ドキュメンタリー」の作品を中心に結構色々と観たものが多い。YouTubeだと「ゾゾゾ」は公開されている分を全て観ていたし、毎週金曜日に更新されている「家賃の安い部屋」もかなり遡りながら観たりもした。
 また、卒業制作中によく観ていた(2020年末ごろ〜2021年1、2月くらいにかけて)ドラマで「心霊マスターテープ」はシリーズ2作ともかなり助かった記憶がある。(このころは2がアマプラで更新途中くらいだった?1作目を中心に見ていたような)
 そこから心霊ドキュメンタリーの作品をいくつか観るようになったが特によく観たのは「Not Found」シリーズだった。様々な原因で削除された動画について取り上げてる作品で、心霊やグロテスクな表現のものまで色々そろってる。中でも前後に分けて入る長めの調査パートのものは個人的に好きだな〜と思うものが多かった。たまにギャグパートのようなものが入るのもシュールで好き。「Not Found 外伝 いま、霊に会いにゆきます」も観たが後半でのいきなり調査の雲行きが怪しくなり始める展開の流れはヒヤリとするものがあった。
 心霊ビデオ研究会発行の「霊障」も読み、その中で取り上げられていた作品を見るべくレンタルDVD店に走ったりした。
 夏、秋あたりにかけて文芸雑誌の特集でチラチラと見かけることもあったので、このジャンルの熱が上がっている時なのかもしれない….。
 心霊というか、怪談、怖い話枠を話すツイキャス番組「禍話」はかなり聞き込んだと思う。もういつから聴き始めたか記憶が怪しいが2021年もかなり聴いていたし、ファンアートを描いたりもした。封印回を聴いてげっそりしたり、有料配信もはじめて視聴した。2022年もできるだけリアタイで聴いてその場で恐怖に震えていきたいと思っている。


 映画館へ映画を観に行くのはできるだけ継続していた。あまりその年のベストを作ったりしないタイプだけれども、強く印象に残っているものは「死霊館 悪魔のせいなら、無罪。」「マリグナント」がある。どちらも方向性は違うが変化球タイプで観ていてワクワクする楽しい映画だった。

雑多まとめ⇨「ブラックスター シアタースターレス」アプリゲーム。音ゲーとストーリーが良い。推しにチップ投げたりできる。イベントでの合計スコアがストーリーに反映されるシビアなゲーム。好きなキャラが誰かに似てるんだよなと思ったら及川光博でした。そりゃ好き。 /「刀剣乱舞」前にも書いただろ。公式の謎解き街歩きイベントにも参加した。実際の場所を歩きながらキャラについて考えるの楽しい。他の場所でもやってくれ /「サイバーパンク2077」時間泥棒ゲーム。ゲーム内での「自分の振る舞いができる」要素の多さに毎度プレイしていて感動する。たまにゲームが落ちる。/「写真展「MJ」ステージオブマイケルジャクソン」地元でこういう展示ないので大感謝だった。自分が産まれる前の写真ばかりだったことに最後に気がついて驚いた。当たり前じゃんと親からは言われたが。勝手に当時を見た気になっているが本当のリアタイ勢が羨ましくて仕方ない。/「ファークライ6」もっと後に発売されると思っていたらそんなことなかった。冒頭から濃いスタートダッシュに圧倒されて「モンタナへ帰らせてよ!」と言っていた。



ハロウィン KILLSをみた

 

 ハロウィンの夜は長い。
 「ハロウィン KILLS」を観た話をサッとする回。今回はネタバレアリで進めます。

 


www.youtube.com



 気がついたら10月31日に映画館で「ハロウィン」を観ることになった。
 前作の「ハロウィン(2018)」からの続編作であり、時系列的にはかなり直後の話。前作をうろ覚えだったりしたら、観返してから今作を観てみるとなお良。

 前作ラストの「ついにマイケルを倒しました…」という終わり方から、マイケルやっぱり生きていた!という王道から始まり、燃え盛るローリーの家にやってきた消防士をバッタバッタと殺していくシーンで「始まったな」って感じして良かった。それより少し前の家の玄関からヌ…とマイケルが出てくるシーンとそこからの手にしているやつをグッと握るカットとか「これからですよ」感があって良かった。盛り上がりへの段階がいちいち効く。

 今作のマイケルも超がつくほど元気だった。相変わらず動きまくり、家から家を渡り歩きながら芸細殺人を展開させていく。ポイント、ポイントでの登場の仕方やそれまでの流れなども緊張感があって見てて楽しかった。(楽しかったとか言っているけれど見てる間は終始ビビり倒している)自分はマイケル・マイヤーズがホラー映画キャラの中で特に好きなので今回の大暴れしてくれる展開はニコニコし続けていた。


 街の住人も「警察がアテにならないなら自分らでマイケル・マイヤーズを倒さんといかん!」となり、とんでもない暴走具合に発展していく。今作に大きく導入されているのがその展開で、これだけワケ分からん殺人鬼が現れて小さな街がパニックになるのは難しくもないだろう。そこにマイケルと同じ精神病院の脱走した患者が現れてしまって盛大な人違いが起きて大事に発展していく。本編を見ている観客は「絶対コイツじゃないのにな」と分かりきっている状態なので、それに気がついていたローリー達と近いポジションに当てられる。最後まで「どっちだ…?」みたいな要素はなく明らかに「人違い」であることを明確にしながら描かれる一連の流れは「マイケル・マイヤーズを恐れ、自分たちで討ち取ろうとする人物たち」としてだけではなく恐怖からの行き過ぎた自衛の気持ちの走り方や、そこから発生する暴力性は別にこの映画だけでも、フィクションの中での出来事でもなくて現実にも延長させることができる部分だったと思う。
 と、真面目な話も入れつつも一作目に登場した人物が同じ役者さんで登場したり、シリーズ共通の人物も出てくるしで過去作のオマージュ的なものを入れるなど、盛り込みたい要素がぎっしり詰まっている映画だったと思う。
 個人的に好きなところの1つは旧マイヤーズハウスに住んでる男性二人組が過去にこの家で何があったのかを分かって好んで住んでいるようだった所。40年の時間が経てばそういった物件が好きそうな人間が住むのか…と妙に納得してしまった。あと家自体は変わってないけど、内装がめちゃくちゃオシャレになっていたところとか。

 出てくる人間、1人での行動は危険だと分かってそうなのにみんな危なそうな場所に限って分かれて別行動を取る(離れないで行動と言ってなかったか?というとことか)、「終わったら祝杯な」的なコメントをしてしまったり、銃などそれぞれの武器を持つ中での木製バットを持つのは見てる側もあまりにも心もとが無い…と思ってしまったり(物自体に意味はあっても)、行動に引っかかりを見せながら見事にマイケルにやられていく様は「あぁ、ホラー映画だな」といった気持ちにさせてくれる。ゴア描写が効いたシーンも多くて、前作にあった見せない殺人シーンのようなものは少なく正面から殺られる人を描いていたと思うし、マイケルに殺される人数も増えまくり「数えるのを諦めた」というコメントを見かけて納得した。

 かなりの死者を出しながら「次回の完結編へ続く…」といった形で一旦の区切りとなり、どうやって終わらせるんだという疑問は持ちつつも、またスクリーンでマイケル・マイヤーズが見れるのは楽しみだなという期待が大きい。



シンエヴァみた




そうこうしてたらアマプラで配信されたな。何回も悩みながら書いては放置してを繰り返していたので全体的に短め。

 誰がどうしたとかのネタバレはないと思うけど、色んな要素に触れているので先にアマプラで観ると良。

 「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を終映までに3回観に行った。結局は初見の記憶が一番濃く残るなと思った。
1回目はたしか公開日当日に行ったのだと思う。「え?もう公開されるのか…」くらいの緊張感のかけらを落としまくった状態で観たのだった。自分はエヴァシリーズは好きなのでTVシリーズ、新旧含めて劇場版は観ている。自分がアニメ作品を見るようになったきっかけの1つでは確実にあるので、それなりに思い入れはあるはず…と思いながら映画館へ足を運ぶと平日のわりにはかなりの人が居た。予約もなにもしていないので当日分のチケットを購入しようとしたら「エヴァ、最後のさ…」と聞こえて急いでその場を離れるなどしていた。別にこれはエヴァ以外にも当てはまるが映画館やその周辺で映画の内容に踏み込んだ話はしない方がいい。

 観た感想は大体の人がこの映画について触れる時はその人の個人的な話を必要とすると思う。それを揶揄したいとかそういうのではなくて、長く続いた分に視聴者の個人的な人生イベントと紐付けやすいし、作品自体も個人的な要素を持っているだろうしで、一致させやすいと思っている。ので個人的な話をするのは変でも馬鹿にすることでもない。むしろ、その人しか持ってない尊いものだから可能な限り見せてほしいと私は思っている。
 
 私としては本編が始まる前の「これまでのヱヴァンゲリヲン新劇場版」を観た時点で少しだけ泣いた。以前から本編まだ始まっとらんやろという時点で泣くことには個人的な定評を持っていたが今回ばかりは「ほんとに終わるんだ」といった雰囲気を感じたのか、気がついたら泣いていた。
 個人的には「このシリーズが好きで良かった」と思える作品だった。終わらせるだけでなくて、映画の終盤のシーン等のその先の明るさをイメージさせるものだったと思っている。旧劇版の要素も点々と入っていることについては驚いた。そういうことしないかなと勝手に思っているところがあったのかもしれない…。個人的には嬉しい要素だった。後半からのシーンでは「あれだ!」となれる所からどう進むのかと緊張したりもする面白さもあった。イメージしていたよりもハッピーエンド、綺麗な着地だったなぁといった印象でありながら、はじめに述べたように「その先の明るさ」をもつ前向きなものを持っているなと受け取っている。

 映像についてもアニメの映像作品について様々な要素を組んで作りながら「新しいもの」を作ろうとしている雰囲気が強いなと初見時に感じていた。
 様々な制作の方法を取っていたのは公式Twitterの(株)カラー2号でも見れる。NHKでの庵野総監督の取材番組でも見て取れる「新しいもの」を作ろうとしている雰囲気や、スタッフを巻き込みながら悩み考え続けて動いている様子から見て受け取るることができるように、本編を見ている間にあった感覚はそういうことだったのかと納得をしていた。
 上記の終盤についてのシーンを含めてそんな様々な面での「前向きな可能性」を示されていることに少しながらも意外だと驚きつつ嬉しかった。時代を代表するシリーズ作品の1つが終わることについて本編が進む度に感じる寂しさの先を照らすものになっていると思っている。

 あといろいろ。
・序盤のパリのシーンのBGMが悲鳴をあげそうなくらい良い。
・トウジやケンスケをはじめとした第三村の人物、サクラやミドリなどの周囲の人物についての描き込みつつ多方面からの視点を持てる要素を入れてあるの良いなと思った。
・終映後のポスターデザイン、夕方から夜になるんじゃないかと勝手に予想していた。
・今作は比較的に「分かりやすい」と思っている。みんな台詞で口にして説明しているシーンが多いように感じていた。というか、今までそんなに話さなかったキャラクターがそれを取り戻すかのように話すから…?と思っていたけれどそういう訳ではなさそう。
・かといって「分かりやすさ」ばかりではなく、そこには意図的に並べられた「分かりにくさ」(対にして書くとこうなる?)もある。考えて見ようとすれば練りに練って構成されたものだらけだ!と毎回ひっくり返る。のに「分かりやすい」。
・これは全然本編に関係ない話だが今作の主題歌である宇多田ヒカルの「One Last Kiss」MVにてなんとなく「見覚えのある土地が後ろにある部分があるな」と思っていたら、イギリス滞在時に度々訪れていたブライトンだった。電車で4、5駅離れたくらいのところでアクセスが良い街だったのでご飯行ったり服を買いに行ったりしていたので少し馴染みのある場所がこうして出てきたのには嬉しかった。